Chart Pattern · Reversal

Head & Shoulder
ヘッドアンドショルダー

3山構造によるトレンド転換シグナル — ネックラインが核心
分類転換パターン(天井打ち)
方向上昇→下降転換 / 下降→上昇転換(逆H&S)
関連フレミングセル v2.0 / Nのダウ
最終更新2026-05-05

💡 コンセプト

「上昇トレンドの末期に形成される3山構造。左肩・頭・右肩の高値が切り下がり、ネックラインを下抜けると下降トレンドへの転換を確認。ネックライン自体が強力なサポレジラインとして機能する。」

ネックラインは転換前はサポート、ブレイク後はレジスタンスに転換する。このサポレジ転換点がエントリー・損切りの核心。

転換パターン 天井打ちシグナル ネックライン = 強SR マルチタイムフレーム有効 大衆の損切りを誘発

📐 波形構造

① 通常H&S(天井転換 → ショート)

Head & Shoulder — 上昇→下降転換
ネックライン 戻り(ENTRY②) 左肩 頭(HEAD) 右肩 ENTRY① ブレイク ENTRY② 戻り売り チャート ネックライン ブレイク後

② 逆H&S(底打ち転換 → ロング)

Inverted Head & Shoulder — 下降→上昇転換
ネックライン 左肩 頭(HEAD) 右肩 ENTRY① ENTRY② 押し目買い 戻り(ENTRY②)

🔍 各部位の定義

左肩(Left Shoulder)
上昇トレンド中に形成する最初の山。高値をつけた後、ネックライン付近まで押し戻される。まだ上昇トレンドが生きている段階。
頭(Head)
3つの山の中で最も高い頂点。左肩より高値を更新するが、その後再びネックラインまで下落。この時点で「上昇の勢いが衰えた」サイン。
右肩(Right Shoulder)
頭より低い高値を形成する3つ目の山。「高値の切り下がり」が確定。再度ネックラインへ下落してパターン完成。
ネックライン(Neckline)
左肩底値と右肩底値を水平に結んだライン。パターンの核心。このラインの下抜けがトレンド転換の確定シグナル。転換後はレジスタンスに変化。
スロー(Throwback)
ネックライン下抜け後にネックラインまで戻る動き。ENTRY②の絶好機。「サポ→レジ転換」のダマシに乗る大衆を狩る動き。
TP(利確目標)
ネックラインから「頭とネックラインの値幅分」を下に投影した水準が理論TP。Fib 1.618拡張も補助として使用。

🎯 エントリー仕様(ショート版)

エントリー タイミング 根拠 SL TP
ENTRY①
ネックラインブレイク
ネックラインを明確に下抜けた足の確定 トレンド転換確定。出来高増加が理想 右肩高値の上 頭とネックラインの幅を下投影
ENTRY②
スロー(戻り売り)
ネックラインへの戻りで反発失敗確認 サポ→レジ転換を確認してから入る安全策 ネックラインの上 ENTRY①と同じ / 値幅が大きい
右肩形成中
(上級)
右肩の高値で売り(左肩高値より低い確認後) 高値切り下がり確定、リスク小 頭の高値 ネックライン(まず第1TP)
⚠️ ネックラインロング(逆張り): 日誌では「H&Sのネックライン付近での反発ロング」も記録されている(トヨタ、キオクシア)。 ネックラインは強いサポレジのため、下位足での反発を確認してから入る逆張りロングも有効。 ただしネックラインを完全に下抜けた場合は即損切り。

📋 日誌に記録されたH&S活用場面

① ネックラインをサポートとしてロング

逆張りロング ネックライン 反発確認でENTRY 上位足H&S形成中

② ネックラインブレイクでショート(フレミングセルへ)

ブレイクENTRY① スロー(戻り) ENTRY② ネックライン

📈 実例(日記・音声記録より)

トヨタ自動車 (7203)
2026-05-01(金)/ diary_2026-05-01_take2.md
H&Sネックライン付近 逆張りロング ¥3,000 キリ番 500株エントリー
状況: ¥3,000 のキリ番がH&Sのネックライン付近と重なる強いサポレジゾーン。¥2,996を明確に割れなければ反発ロングが成立。

エントリー: 10:31 @ ¥2,994.5 で500株ロング
利確: 10:55〜10:56 @ ¥3,002 で400株 / 11:09 @ ¥2,996.5 で100株返済

「トヨタは、3000円のキリ番が強く意識されていました。ヘッドアンドショルダーのネックライン付近でもあり、2996円を明確に割れなければ、反発ロングが成立する場面でした。」
— diary_2026-05-01_take2.md
キオクシア (285A)
2026-03-24(火)/ diary_2026-03-24.md
H&S形で下がらない判断 ネックライン付近ロング ¥21,940 付近
状況: H&Sの形状で「ここから下がらないだろう」という見立て。ネックライン付近¥21,940でロングエントリーを試みた。本来はもう少し早い¥21,940でエントリーしたかった場面。

「ヘッドアンドショルダーえ下がらないだろうという形、見立て。本当は21,940でしておきたかった。ヘッドアンドショルダーのネックライン付近でのロング——上昇反転を狙った判断でした。」
— diary_2026-03-24.md
日経平均 JP225
2026-03-25(水)/ diary_2026-03-25.md
週足・日足でH&S 1月14日起点 カップ&ハンドルとの複合
状況: 日経平均を1月14日から俯瞰するとH&Sの形状。週足でも同様のH&S形態。カップ&ハンドルのダブルトップも同時に形成。

「さらに1月14日から見るとヘッドアンドショルダーの形になっています。2時間足ではL3にならずつぶっている状態、つまりトリプルトップになっている。これが吹き上がればそのまま大きく上昇すると思います。」
— diary_2026-03-25.md
ユニチカ (3103)
2026-04-27(月)/ 週足H&S左肩 × 日足SR
週足H&S左肩 = 強SR 3回タッチ後反発ロング ¥2,200 キリ番 Nのダウ合流
状況: 週足でH&Sの左肩を2026年2月中旬に形成。その左肩水準(¥2,200付近)が日足SRラインとして残存し、3/2・4/19の2回タッチ後、4/27に3回目タッチ。

エントリー根拠: ¥2,200キリ番 × DAY SR FEB × Nのダウ合流 × 3回タッチ確定
オーバーシュート: ¥2,188まで一時下抜け → ¥2,200回復で確定シグナル

💡 ポイント: H&Sの左肩が形成されると、その高値水準が「大衆の記憶に残るSR」として機能し続ける。複数回タッチするほどサポートとしての信頼性が上がる。

⚡ バリアント:左肩なしH&S(フレミングセル v2.0)

「左肩が省略されたH&S。頭(高値)→ 右肩(戻し)→ ネックライン下抜け の3ステップ。急落後のデッドキャット的な戻りから即下落するため、見た目は逆カップ&ハンドルに近い。」

→ 詳細は flemming_cell_v2.html を参照。

左肩なしH&S(フレミングセル) — ブレイク → 戻し → 下落
頭(高値) 右肩(50%戻し) ネックライン ENTRY① スロー ENTRY② 左肩なし

✅ 成立条件 / ❌ 不成立パターン

✅ 成立条件
  • ✓ 左肩 < 頭 > 右肩(高値の山が3つ)
  • ✓ 右肩の高値が頭より低い(高値切り下がり)
  • ✓ ネックラインが水平 or 緩やかな右肩上がり
  • ✓ 出来高:頭>右肩(勢い減退)
  • ✓ ネックライン下抜けで出来高増加
  • ✓ 上位足でのH&S形成 → 下位足でエントリー根拠
❌ 不成立 / 注意
  • ✕ 右肩が頭より高い(高値更新でH&S崩壊)
  • ✕ ネックラインが急傾斜(水平でない)
  • ✕ 出来高が右肩で急増(まだ買い圧力大)
  • ✕ 小さい足でのみ確認(上位足の裏付けなし)
  • ✕ ネックライン下抜け後すぐ戻る(ダマシ)
  • ✕ 地合いが強い上昇トレンド中での単独売り

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