Chart Pattern · Continuation

Cup & Handle
カップ&ハンドル

丸底(カップ)+押し目(ハンドル)からのブレイクアウト — 上昇継続パターンの代表格
分類継続パターン(上昇トレンド継続)
方向ロング(上昇)/ 逆C&H = フレミングセル(ショート)
関連フレミングセル v2.0 / Nのダウ / H&S
最終更新2026-05-05

💡 コンセプト

「上昇トレンドの途中で一旦調整(カップ)が入り、再び高値圏に戻った後にもう一度軽い押し(ハンドル)が発生。ハンドルからの第3波(L3)でブレイクアウトし、上昇トレンドが継続する。」

カップ = 丸底の緩やかな調整。ハンドル = ブレイク前の最後の押し目(小さい、短期間)。ハンドル底がENTRYポイント。

上昇継続パターン ハンドル底でロング L3波がブレイク本命 丸底(ソーサー型) 出来高:右肩で増加

📐 波形構造

Cup & Handle — 全体波形(上昇継続)
カップリム(前回高値) ハンドル(押し目) L3(ブレイク) TP: 値幅投影 ENTRY① ハンドル底 ENTRY② ブレイク確定 カップ(丸底) 左リム 右リム 緩やかなU字 出来高:カップ底で少 → 右リムで増 → ブレイクで急増

各部位の時間・値幅感

カップ(Cup)
前回高値からの調整(押し目)が緩やかなU字(丸底)を形成。V字は不可。調整幅は高値から10〜30%程度が理想。期間:数週〜数ヶ月。
カップリム(Rim)
左リム(元の高値)と右リム(カップ後の回復高値)がほぼ同水準。右リムが左リムより若干低いのが理想。高すぎると天井打ちになる。
ハンドル(Handle)
右リム到達後の軽い押し目。カップ深さの10〜15%以内。期間:数日〜2週間。ここが最終仕込み場。日誌では「押し目買い」として記録。
L3(ブレイク波)
ハンドルを上抜けてカップリムをブレイクする第3波。日誌の「ハンドルからの3波で吹き上がりブレイク」がこれ。出来高急増が伴うと強い。
TP(利確目標)
カップの深さをリムから上に投影した水準。例:リム¥2,500、カップ底¥2,000 → 値幅¥500 → TP ¥3,000。Fib 1.618も補助として使用
トリプルトップ化(失敗パターン)
ハンドルが伸びすぎてカップリムを3回タッチするパターン。日誌では「カップ&ハンドルのトリプルトップ」として記録。失敗するとフレミングセルに転換する。

🎯 エントリー仕様

エントリー タイミング 根拠 SL TP
ENTRY①
ハンドル底
ハンドルの押し目が止まった確認後(下位足で反発確認) 最終仕込み場。リスク小、リターン大 ハンドル底の下(カップ深さの15%超で損切り) カップ深さをリムから上投影
ENTRY②
ブレイク確定
カップリムを明確に上抜けた足の確定(出来高増加確認) ブレイク後の勢い乗り。安全性高いがエントリー高い カップリム(ブレイク水準)の下 同上 / 値幅は小さめ
ENTRY③
スロー(戻り押し目)
ブレイク後、リムまで戻ってきたところで反発確認 サポ転換を確認してから入る最安全策 リムの下 同上
💡 日誌からの学び(SBG 3/10): 「カップ&ハンドルの押し目買いで上に到達・吹き上がらず、ネックラインのところでロスカット」→ ENTRY①で入ってもブレイクしない場合はネックライン(リム)を割り込んだ時点で即損切り。 「割れたら損切り」のルールが徹底されていれば損失は小さく抑えられる。

⚡ バリアント

① ダブルトップ型C&H(上昇失敗)

1回目ブレイク失敗 ダブルトップ→下落 リム ハンドルが延びてブレイク失敗 → ダブルトップ化 → フレミングセルへ

② トリプルトップ型C&H(日誌記録)

リム 3/26 日経平均 — 「カップ&ハンドルのトリプルトップ、ボラが著しく低下している状態」→ フレミングセルへ

③ 逆カップ&ハンドル(フレミングセル v2.0)

「C&Hを上下反転したショートパターン。下落(逆カップ)→ 軽い戻し(逆ハンドル)→ ネックライン下抜け。日誌では主にフレミングセルとして記録されている。」

→ 詳細は flemming_cell_v2.html を参照。

📈 実例(日記・音声記録より)

フジクラ (5803)
2026-03-12(木)/ 20260312thu.md / diary_2026-03-12.md
C&H 成功例 ハンドルからL3ブレイク VWAP ロールリバーサル起点
状況: VWAP ロールリバーサル後 ¥25,480 でロングエントリー。¥25,765 のダブルトップ水準を上抜けようとしたが一度失敗。その後戻ってカップ&ハンドルを形成し、ハンドルからの第3波(L3)で吹き上がりブレイク。

「フジクラはカップ&ハンドルを形成し、ハンドルからの3波で吹き上がりブレイクっていう感じですね。最初のロングの方向は正しかったが、エントリーポイント(25,730円)が高すぎたため、ハンドル形成中の押しでロスカットに遭い、続いて逆方向のショートで追加損失を出した。」
— 20260312thu.md / diary_2026-03-12.md
📌 学習ポイント: 方向判断は正しかったが「ハンドル形成中の押し(¥25,635)でロスカット」。 C&Hのハンドル内の一時的な下落でSLを刈られた典型例。SLはハンドル底のさらに下に設置する必要がある。
ソフトバンクグループ (9984)
2026-03-10(火)/ diary_2026-03-10_v2.md
C&H 押し目買い → 損切り ネックラインで損切り ¥3,546〜 ギャップアップ起点
状況: SBGがギャップアップ後にC&Hパターンを確認。ハンドルの押し目買いでロングエントリーしたが、上に吹き上がらず。ネックライン(リム)を割り込んだところで即損切り。

「ソフトバンクがカップ&ハンドル押し目買いだったんですけど、押し目買いで上に到達・吹き上がらず、ネックラインのところでロスカットとなりました。数百円のロスカット。1ロット。」
— 20260310.md
⚠️ ルール確認: ネックライン(リム)を割り込んだら即損切りは正しい判断。「上に行かなければ損切り」を徹底することで損失を最小化できた例。
日経平均 JP225
2026-03-05(水)/ 20260305.md / announcer_2026-03-05.md
上昇継続C&H期待 ¥55,847 到達で買い候補 N字ダウ複合
状況: 日経平均がカップ&ハンドルの上昇継続パターン形成中。¥55,847付近まで来たら買いも考えられると判断。また、10分足ではN字のダウとカップ&ハンドルの複合形状でチャネル上昇。

「カップアンドハンドルという上昇継続パターンの形成も視野に入っており、55,847円付近まで上がってくれば買いも考えられる——そんな難しい朝の環境でした。」
— announcer_2026-03-05.md
日経平均 JP225
2026-03-26(木)/ 20260326thu.md
C&H トリプルトップ化 ボラ急低下 フレミングセルへ転換
状況: 日経平均が日足チャネルで下落した後、C&Hのトリプルトップ(3回リムに到達し失敗)が発生。一瞬上抜けるもそこで揉んでボラティリティが著しく低下。上昇ブレイク失敗 → フレミングセルへ移行。

「日経平均の日足チャートは、チャネルで下落した後にカップアンドハンドルのトリプルトップが形成されていました。一瞬上に抜けたものの、そこで揉んでいる状態——つまりボラティリティが著しく低下している局面です。」
— announcer_2026-03-26.md
🔴 トリプルトップ化の判断: C&Hのリムへの3回タッチで上抜け失敗が続いた場合、パターンが「上昇継続」から「天井打ち(フレミングセル)」へ転換する。ボラが低下してヨコヨコになったら要注意。
日経平均 ETF (1321)
2026-02-26(木)/ diary_2026-02-26.md / announcer_2026-02-26.md
C&H 戻し部分でのロング逃し 反省記録
状況: 日経ETFの打診買い(¥61,500)を後から取消。振り返ると「カップ&ハンドルの戻し部分でのロングエントリーを試みるべき局面」だった。

「後から振り返れば、日経平均のカップ&ハンドルの戻し部分でロングエントリーを試みるべき局面でした。このような相場では、少量でも打診買いとして入っておくことで「見ているだけ」を防げます。」
— announcer_2026-02-26.md

✅ 成立条件 / ❌ 不成立パターン

✅ 成立条件
  • ✓ カップが緩やかなU字(V字不可)
  • ✓ 左リム ≒ 右リム(調整が十分に戻ってきた)
  • ✓ ハンドルがカップ深さの15%以内
  • ✓ ハンドル期間が短い(2週間以内が理想)
  • ✓ ブレイク時に出来高増加
  • ✓ 上昇トレンド中(地合いが追い風)
  • ✓ ハンドル後のL3でリムを明確上抜け
❌ 不成立 / 失敗パターン
  • ✕ カップがV字(急落急騰)
  • ✕ ハンドルが深すぎ(カップの1/2以上の下落)
  • ✕ ハンドルが長すぎ(ヨコヨコ継続 → ボラ低下)
  • ✕ 右リムが左リムより大幅に低い
  • ✕ ブレイク時に出来高なし(ダマシ上抜け)
  • ✕ リムへの3回タッチ失敗 → トリプルトップ化
  • ✕ 地合いが弱い(日経/セクター連動の逆風)

確認手順

  1. 上昇トレンドの途中かを確認(上位足)
  2. カップが緩やかなU字になっているか確認
  3. 左右のリムがほぼ同水準かを確認
  4. ハンドルの深さ・期間が適正か確認
  5. 出来高がカップ底で少なく右肩で増えているか確認
  6. ハンドル底(ENTRY①)または ブレイク確定(ENTRY②)でエントリー
  7. SLをハンドル底の下 or リムの下に設置
  8. TPをカップ深さ分上に投影して設定

🔗 H&S との関係性

カップ&ハンドル(C&H)
  • 📈 上昇継続パターン
  • 丸底 + 軽い押し → ブレイク
  • ハンドルのL3が本命エントリー
  • 上抜け失敗 → ダブルトップ / トリプルトップ
  • 完全失敗 → フレミングセル(逆C&H)
ヘッドアンドショルダー(H&S)
  • 📉 転換パターン(天井打ち)
  • 3山構造 → ネックライン下抜け
  • ネックラインがサポレジとして機能
  • 左肩省略 → フレミングセル v2.0
  • ネックライン付近 → 逆張りロングも有効
💡 日誌の複合パターン(3/24, 3/25): 「JP225がH&S 及び カップ&ハンドルができています」→ 上昇後の天井圏でC&Hのブレイク(上昇継続)と H&S 転換(下落)のどちらに行くかの分岐点として同時言及されている。地合いと出来高で判断。

🔗 関連パターン