🔴 パターンの本質
「上昇Nの波動で高値を更新できず、サポートラインを割って下落。戻し(半値戻し・VWAPタッチ)の高値圏が空売りエントリーポイント。」
上昇トレンドの延長として345波が高値更新を試みるが失敗し、サポートラインを割り込む。その後、一旦VWAPやサポレジ転換ゾーンまで戻すが、そこで再び売り圧力に押さえられ下落が続く。この「戻し高値」がセルのエントリーポイント。
「斜めNのダウを週足で割って、123波で345波が高値を更新できず、サポートラインを追われてフレミングセルで大きく下がっていきました。」
— 20260313fri-audio.md(日経平均分析)
「天井をつけた後、一旦サポレジ部分にタッチをした後、戻して下がっていきました。このフレミングセルの戻した部分、ここが第2エントリーポイントです。」
— 20260422.md
「フレミングセルですね。上がってNの上昇しきれず下がる。」
— diary_2026-03-17.md(東洋エンジニアリング分析)
📐 波形の構造図
ポイント:
フレミングセルは「1発目の下落でエントリー」ではなく、必ず戻し(半値戻し・VWAPタッチ)を確認してからエントリーする。
この「戻しの高値」が第1・第2エントリーポイントとなる。
✅ パターン成立条件
1
必須 — N字上昇波動の形成
1→2→3波の上昇ダウ理論が確認できること。上昇トレンドの中で高値を切り上げてきた後のパターン。
2
必須 — 345波の高値更新失敗
上昇継続の期待がある中で345波が前の高値を更新できないこと。この失敗が売りシグナルの核心。
3
必須 — サポートライン割れ
高値更新失敗後に直近のサポートライン(斜めNのサポ)を下抜けること。これが下落加速の引き金となる。
4
必須 — 戻し(リバウンド)の確認
下落後に半値戻しまたはVWAP・サポレジ転換点まで戻すこと。この戻しの高値がエントリーポイント。
5
重要 — VWAP・サポレジ転換での抵抗確認
戻した先でVWAPが上から押さえるか、サポレジ転換ゾーンで失速するサインが出ること。コマ足・陰転ローソクで確認。
6
重要 — 大局(日足・週足)の方向一致
日足・週足レベルで下降バイアスまたはH&S・レンジ上限など弱い環境が確認できると信頼度が大幅に上がる。
📋 エントリー・エグジット仕様
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| エントリー方向 | ショート(空売り) | 戻し高値からの反落売り |
| エントリータイミング | 戻し高値(VWAP・半値戻し・サポレジ転換)での陰転確認 | 「戻しを待つ」が大原則。1発目の下落に飛び乗らない |
| 第1エントリー | 下落直後の戻し高値(1回目タッチ) | 最速エントリー。失敗リスクあり |
| 第2エントリー | 再度の戻し確認(2回目タッチ) | 信頼度高・より安全。日記4/22の言及:「第2エントリーポイント」 |
| TP①(第1目標) | 直近安値 / 下落の半値戻しラン | スキャル利確。到達後は建値SL移動 |
| TP②(第2目標) | フィボナッチ.618水準 / 次のサポートライン | デイトレ利確目標 |
| TP③(最大目標) | H&Sネックライン / オーダーブロック下限 | 大局での利確。「255ティック」取れる場面(3/13記録) |
| 損切りライン(SL) | 戻し高値の上抜け確定 | エントリー根拠(戻し失速)が消滅したら即撤退 |
| 保有時間の目安 | 当日〜最大2〜3日 | 日足レベルなら複数日保有も。短期は30分以内 |
🔢 エントリー手順(ステップ)
-
1大局(日足・週足)の方向を確認日足・週足でH&S・ダウントレンド・レンジ上限など「弱い環境」が見えるかチェック。上昇地合いのフレミングセルは地合いに潰される(2/26の教訓)。
-
2N字上昇波動と345波の高値更新失敗を確認5分足・2分足で①②③の上昇ダウを確認後、④で前高値を超えられないことを確認。これが形成の合図。
-
3サポートライン割れを確認上昇を支えていたサポートライン(斜めN・直近安値ライン)を下に抜けたことを確認。ここで「フレミングセルが発動した」と判断。
-
4戻し(リバウンド)を待つ最初の下落では焦ってエントリーしない。半値戻し・VWAP・サポレジ転換点まで戻すのを待機する。ここが最重要。
-
5戻し高値での失速サインを確認VWAPが上から押さえているか、コマ足・十字線・上ひげなど失速サインを小さい足(15秒足・2分足)で確認。
-
6ショートエントリー & TP/SL設定失速確認後に成行または指値でショートエントリー。SL=戻し高値の上、TP①=直近安値〜半値ランに設定。RR1.5以上を必ず確認。
-
7TP①到達で半枚利確 → SLを建値へ移動TP①到達後はノーリスク状態を作り、残りをTP②またはTP③へ引き付ける。
📈 実例(日記記録より)
日経平均(225)
2026-03-02(月)
H&Sネックライン割れ
形成: ヘッドアンドショルダーを形成し、そのネックラインを下抜けるフレミングセルパターン。
環境: 9時15分に明確な下落を確認 → 売りポジション継続保有判断。
結果: +2,200円(XM口座)
教訓: 日経の構造的弱さ(H&S)を根拠に個別のショートを組み立てた。地合いと方向を合わせることが重要。
環境: 9時15分に明確な下落を確認 → 売りポジション継続保有判断。
結果: +2,200円(XM口座)
教訓: 日経の構造的弱さ(H&S)を根拠に個別のショートを組み立てた。地合いと方向を合わせることが重要。
アドバンテスト(6857)
2026-03-13(金)振り返りより
機会損失パターン
形成: 9時48分頃、上昇後の半値戻しポイントでフレミングセルのエントリーポイント発生。
狙えた値幅: 115〜255ティック(実際は見送り)
反省: 「9時48分頃の半値戻しのタイミングで空売り(フレミングセル)していれば、さらに115〜255ティック取れた」— これが機会損失の記録として残っている。
狙えた値幅: 115〜255ティック(実際は見送り)
反省: 「9時48分頃の半値戻しのタイミングで空売り(フレミングセル)していれば、さらに115〜255ティック取れた」— これが機会損失の記録として残っている。
東洋エンジニアリング(6330)
2026-03-17(火)
逆応用ロング +7,000円
形成: フレミングセルパターンの形(上がってNの上昇しきれず下がる)が出たが、下落しきれずに反転。
逆応用: 下げ止まりを確認し、ロングに転換。半値戻し(3,515円)をターゲットにエントリー。
結果: +7,000円(RR1:3)
条件: フレミングセルが出たが大足でサポートが見えていた場合に逆応用が成立(→ ピンボールリバーサルと同様の発想)。
逆応用: 下げ止まりを確認し、ロングに転換。半値戻し(3,515円)をターゲットにエントリー。
結果: +7,000円(RR1:3)
条件: フレミングセルが出たが大足でサポートが見えていた場合に逆応用が成立(→ ピンボールリバーサルと同様の発想)。
キオクシア(285A)
2026-04-22(水)
第2エントリーポイント
形成: 3万4640円で天井をつけた後、サポレジ部分にタッチし、戻してから下落。
エントリー: 「戻した部分 = 第2エントリーポイント」として 3万4500円付近を軸に設定。
ターゲット: フィボナッチ.618あたり + オーバーシュート
学び: VWAPがちょうどタッチしていて「いい感じの反発(失速)ポイント」。VWAPを軸にした第2エントリーが典型例。
エントリー: 「戻した部分 = 第2エントリーポイント」として 3万4500円付近を軸に設定。
ターゲット: フィボナッチ.618あたり + オーバーシュート
学び: VWAPがちょうどタッチしていて「いい感じの反発(失速)ポイント」。VWAPを軸にした第2エントリーが典型例。
日経平均 ETF(1321)
2026-04-27(月)
典型的パターン確認
形成: 日経平均が上値超えた後、15時半にVAPで1回跳ね返り、半分戻してから下落。
「これがいわゆるフレミングセルのパターンで、VWAPがちょうどタッチしていて、いい感じの反発ポイントだった。典型的なパターン。」
特徴: 15時半という時間帯(大引け前の巻き戻し)でも発生。VAPとVWAPの重なりが信頼度を高めた。
「これがいわゆるフレミングセルのパターンで、VWAPがちょうどタッチしていて、いい感じの反発ポイントだった。典型的なパターン。」
特徴: 15時半という時間帯(大引け前の巻き戻し)でも発生。VAPとVWAPの重なりが信頼度を高めた。
⚡ 絶対ルール — 地合いとの方向確認
✅ フレミングセルが機能する環境
- 🟢 日足・週足が下降バイアス
- 🟢 日経平均がH&Sやダウントレンド形成中
- 🟢 VWAPが価格の上側でレジスタンス機能
- 🟢 セクター全体が弱い or 下落中
- 🟢 前日終値割れからのスタート
❌ フレミングセルが失敗しやすい環境
- 🔴 日経平均が強い上昇トレンド中(2/26の教訓)
- 🔴 ギャップアップスタートの強い地合い
- 🔴 セクター全体が上昇連鎖中
- 🔴 大足でのサポートが下に見えている
- 🔴 → この場合は「逆応用ロング」または見送り
⚠️ 2/26の教訓(日記より):
「フレミングセル(理論的には正しい)でも、日経平均60,000円超えの強い上昇地合いでショートを打てばロスカットになる。
考え方は正しくても、地合いの力に押し潰される。 地合いが強い日のショートは禁止。」
❌ パターン不成立・見送り条件
- 上昇地合い(日経強い日): 大局が上向きの日はフレミングセルが機能しない。理論的に正しくても地合いに潰される。
- 大足でサポートが見えている: 下に日足・週足のサポートが存在する場合は下落が限定的になる可能性が高い。→ 逆応用ロングを検討。
- 戻しがない(1発下落のみ): サポート割れ後に全く戻さず続落した場合はエントリーポイントがなく、追いかけ売りは厳禁。
- フレミングセルの形だが下げ止まる: 大足サポートで止まった場合は逆にロングチャンス(逆応用 = ピンボールリバーサルへ切り替え)。
- RR1.5未満: 戻し高値からのリスクに対してリターンが小さい場面は見送る。
- ヘッドアンドショルダーが未完成: H&Sの場合はネックライン確定前のエントリーは危険。確定後の戻しを待つ。
🔄 逆応用パターン — フレミングセル逆応用ロング
📓 定義(diary_2026-03-17より)
「フレミングセルパターンの形(上がってNの上昇しきれず下がる)が出たが、
下落しきれず反転した箇所を「下げ止まり」と見てロング参加。
半値戻しをターゲットにRR1:3のトレード。」
| 項目 | フレミングセル(正) | 逆応用ロング |
|---|---|---|
| 方向 | ショート(売り) | ロング(買い) |
| 大足サポート | サポートなし / 下向き | 大足でサポートが見えている |
| VWAP | VWAPが上から押さえる | VWAPが下から支持(横向き) |
| エントリー | 戻し高値での失速 | 下げ止まりの確認後 |
| TP | 直近安値・フィボ.618 | 半値戻し・VWAP・2波高値 |
| 実例 | 日経H&S、アドテスト3/13 | 東洋エンジ3/17 +7,000円(RR1:3) |
判断の分岐:
フレミングセルの形を見つけたら、まず大足でサポートが見えているかどうかを確認する。
見えていれば「逆応用ロング(ピンボールリバーサル)」、見えなければ「フレミングセルショート」。
この1点が方向を決める。
📅 複数日にわたるフレミングセル
「任天堂が2日、3日、3日かけてのフレミングセールができそうなパターンが来週あたりに来そうな感じです。」
— diary_2026-03-18.md
1日以内に完結するスキャル型と、2〜3日かけて形成するスイング型がある。 後者の場合は、当日の戻しではなく翌日以降の戻し高値を監視リストに入れて待機する。 監視条件:前日のサポート割れを確認 → 翌日以降の戻しを待つ → 戻し高値でショートエントリー。
🔗 関連パターン・比較
ピンボールリバーサル(逆パターン)
フレミングセルと形が似ているが大足サポートが見えている場合のロング。VWAPが下から支持。フレミングセル逆応用と本質的に同じ。
VWAPセル
VWAPが上から押さえる局面でのショート。フレミングセルの「戻しがVWAPにタッチして失速」という場面はVWAPセルと重なる。組み合わせで使用。
ヘッドアンドショルダー(H&S)
大局のH&Sネックライン割れがフレミングセルの引き金になることが多い(日経225の例)。H&Sの確認後、個別株の空売りに応用。
ダブルトップセル
フレミングセルと形状が近い。ダブルトップは高値2回タッチが明確な条件。フレミングセルは波動構造(N字+高値更新失敗)が核心。